
食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度について
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記事公開日 : 2026/02/09
食品現場において、食中毒の発生を未然に防ぐことは重要な社会的使命です。
しかし、日々の清掃で使用する布ふきんの除菌管理に不安を感じている責任者の方は少なくありません。
使い古した布ふきんは、適切に洗浄を行わなければ雑菌の温床となり、清掃しているつもりが逆に菌を広げてしまう交差汚染の原因になります。
こうした衛生管理の課題を解決し、現場の掃除を効率化する道具として注目されているのが不織布製の「カウンタークロス」です。
本記事では、カウンタークロスの基本知識から、布ふきんに代わる衛生上のメリット、現場に合わせた選び方の基準について解説します。
さらに、エフピコ商事のプライベート商品「カウンタークロス」が提案する6色のカラー展開を活用した管理方法や、最新のハーフサイズによるコスト削減の仕組みについても詳しく紹介します。
ぜひ最後までお読みください。

カウンタークロスとは、使い捨てを前提とした衛生管理に適した不織布製のふきんです。
一般的な布ふきんが綿などの糸を編み込んだ織物であるのに対し、カウンタークロスは繊維を熱や化学的な方法で絡み合わせた不織布構造になっています。
この構造の違いが、汚れの落としやすさや乾燥の速さに大きく影響し、菌の繁殖を抑える鍵となります。
食品現場の掃除を効率化し、常に清潔な状態で清掃作業を行うために欠かせない消耗品となっているカウンタークロスですが、その特性を正しく理解することは、現場の安全性を高める第一歩です。
ここからは、具体的にカウンタークロスがどのような仕組みで衛生面を支えているのか、その定義や素材について解説していきます。
カウンタークロスは、糸を織らずに繊維を特殊な方法で結合させた「不織布ふきん」です。
一般的な布ふきんと比較して繊維の隙間が均一に整っているため、目に見えない微細な汚れや水分を逃さず、効率よく絡め取ることができます。
最大の特徴は、汚れたら新しいものと交換できる使い捨て運用を前提としている点にあります。
布ふきんのように長期間使い続けることで蓄積される雑菌や、不十分な洗浄による残留汚れのリスクを物理的に遮断できることは、食品現場の衛生管理において極めて大きなメリットです。
常に清潔な状態で作業を開始できるため、食品の安全性を左右する拭き上げ工程において、最も信頼性の高い選択肢といえます。
カウンタークロスの優れた機能性を支えているのは、レーヨンとポリエステルという性質の異なる二つの繊維です。
レーヨンは植物由来の繊維で、水分を引き寄せる力が非常に強く、大量の液体やしつこい汚れを素早く吸い取る抜群の吸水性を誇ります。
一方で、ポリエステルは合成繊維ならではの強い弾力と耐久性を備えており、濡れた状態で激しく動かしても破れにくい丈夫さを提供します。
これらを独自の技術で組み合わせることで、布ふきんのような手馴染みの良い柔らかさと、過酷な清掃作業にも耐えうる強靭さを両立させました。
吸水性を優先するか、あるいは繰り返しの使用に耐える強度を優先するかなど、現場の具体的な用途に応じてこれらの素材配合比率を確認することが、失敗しないクロス選びの重要な第一歩となります。
食品現場の食中毒対策において、清掃道具の管理は盲点になりやすい項目です。
殺菌されていない布ふきんを繰り返し使用し続けることは、目に見えない菌を工場全体に拡散させる重大なリスクを伴います。
どれほど厳格な洗浄手順を定めても、人の手に頼る管理には限界があるからです。
カウンタークロスへの切り替えは、単なる道具の変更ではなく、個人の意識に左右されず衛生レベルを一定に保つための仕組み作りを意味します。
清掃道具そのものが汚染源にならない環境構築は、安全な食品提供に不可欠です。
ここからは、布ふきんが抱える構造的なリスクと、カウンタークロスが提供する具体的な解決策について解説していきます。
布ふきんを繰り返し使用する場合、洗濯や煮沸消毒、そして完全な乾燥という工程を、全てのスタッフが毎日完璧に行わなければなりません。
しかし、繁忙期の現場ではこうした除菌作業が形骸化しやすく、見た目は綺麗でも、湿ったまま放置された布の内部で雑菌が爆発的に増殖する事態が多発しています。
この「生乾きの布」で盛り付け台や調理器具を拭く行為は、菌を拭き取っているのではなく、むしろ全体に菌を塗り広げているのと同義であり、これが深刻な交差汚染の引き金となります。
管管理責任者がどれほど注意を払っても、個人の意識に頼る管理には限界があり、企業の信頼を失墜させる危険性を常に孕んでいます。
カウンタークロスを導入することで、現場の衛生環境を劇的に改善する三つの大きなメリットが得られます。
これらは食中毒リスクの低減と現場の生産性向上を同時に実現する、極めて合理的な解決策となります。
1. 常に無菌状態の新品を使用できる
使い捨てが基本となるため、常に新品の状態から清掃を開始でき、ふきん自体の無菌状態が確実に保証されます。
布ふきんで懸念される前日の洗浄不足や、漂白のムラによる二次汚染リスクを物理的に排除できる点は、品質管理上の大きな安心材料となります。
2. 圧倒的な速乾性で菌の増殖を抑制する
不織布には、内部に無数の微細な孔(空孔・隙間)が多数ある構造です。
これにより綿布と比較して非常に高い通気性と速乾性を備えています。
雑菌が繁殖するために必要な「湿気」を素早く取り除くため、使用中の菌の増殖を効果的に抑えます。
常に乾きやすい状態を保つことで、現場の清潔度を高い水準で維持できます。
3. 管理の手間を削減し生産性を向上させる
これまで多大な時間を費やしていた洗濯や煮沸、漂白といった管理の手間が一切不要になります。
清掃道具のメンテナンスに割いていた労力を削減できるため、作業効率と生産性の向上に大きく寄与します。
市場には多種多様なカウンタークロスが存在しますが、目的に合った商品を選定することが重要です。
適切な厚みやサイズを選ばなければ、作業効率が低下したり、逆にコストが増大したりする可能性があります。
現場の作業内容を細かく分析し、機能性と経済性のバランスを見極めることが求められます。
厚みによる耐久性の違いや、清掃作業のスピードに直結するサイズなど、選定の基準を明確にすることが失敗しない導入の鍵となります。
それでは、具体的な三つの判断基準について確認していきましょう。
クロスの厚みは、吸水量と耐久性に直結します。
床やシンク周り、または大量の油を扱う調理場の清掃には、厚口タイプのクロスが適しています。
厚みがあることで一度に多くの汚れを保持でき、何度も絞る手間を省けます。
一方で、客席のテーブル拭きやバックヤードの軽い水拭きであれば、薄口タイプで十分に対応可能です。
薄口は一枚あたりの単価が安いため、交換頻度を高めても経費を抑えられます。
汚れの種類と清掃頻度を照らし合わせ、適切な厚みを選ぶことが重要です。
カウンタークロスのサイズ選定は、清掃作業のスピードとスタッフの疲労度に直結するため、非常に重要な判断基準となります。
例えば、広範囲におよぶ盛り付け台やベルトコンベアを一気に拭き上げる必要がある現場では、大判サイズを採用することで、往復する回数を減らし作業時間を大幅に短縮できます。
一方で、狭い隙間などの清掃には、手のひらに収まる標準的なサイズや、小回りの利く小さなサイズが適しており、拭き残しの防止に寄与します。
また、単に「大きい方が便利」というわけではなく、現場の各工程で「何を、どの程度の範囲で拭くのか」を精査し、最適なサイズを配置することが、清掃効率を最大化させる鍵となります。
素材の構成によって、得意とする清掃場面が異なります。
レーヨン100%の商品は吸水力が最大化されており、こぼれた液体を素早く吸い取る作業に向いています。
それに対し、ポリエステルを混合した商品は、摩擦に強く毛羽立ちにくいという特性があります。
機械の角や尖った部分を拭いても繊維がちぎれにくいため、異物混入対策を重視する食品工場などでは混紡タイプが喜ばれています。
現場でどのような拭き取り作業が発生しているかを把握し、素材の特性を使い分けることが大切です。

ここからはエフピコ商事のプライベート商品「カウンタークロス」についてご紹介します。
エフピコ商事では、現場の多様なニーズに応えるため、吸水性と速乾性のバランスが異なる3つのタイプを展開しています。
素材の配合比率を変えることで、清掃の目的や衛生レベルに合わせた最適な使い分けを可能にしました。
1. レーヨン100%(高吸水タイプ)
水分を素早く大量に拭き取りたい場面に最も適した商品です。
レーヨンのみを使用しているため、こぼれた液体を一気に抱き込む力に優れています。
実際にご使用いただいたお客様からは、「これまではポリエステル混紡のものを使っていたが、吸水力が段違いで驚いた。拭き取りやすさが向上し、作業時間が短縮された」という高い評価をいただいています。
2. レーヨン80%+ポリエステル20%(バランスタイプ)
吸水力と乾きやすさの両方を重視したいお客様に最適です。
レーヨンの吸水性を維持しつつ、ポリエステルを配合することで耐久性と速乾性を高めています。
日常的な拭き掃除から、繰り返し洗って使用する場面まで、幅広い用途で安定した性能を発揮します。
3. レーヨン70%+ポリエステル30%(高速乾タイプ)
使用後の乾きやすさを追求し、雑菌の繁殖を最小限に抑えたい現場に適しています。
ポリエステルの比率を高めることで通気性を向上させ、常に清潔な状態を保ちやすいのが特徴です。
速乾性を最優先する衛生管理の厳しい工程におすすめのタイプです。
このように、大量の水を扱う水回りの清掃には「高吸水タイプ」、調理台の仕上げや頻繁に交換する場所には「高速乾タイプ」といった選択が可能です。
現場の多様な作業に対応するため、厚みやサイズの展開が非常に充実しています。
サイズは一般的なレギュラーサイズに加え、小回りの利くスモールレギュラーサイズ、ちょい拭きに最適なハーフサイズや、広範囲の清掃に最適な大判サイズを揃えています。
また、耐久性を重視した厚口から、交換頻度を高めて衛生を保つ薄口まで、カラー別で約50種類におよぶ商品から選択可能です。

エフピコ商事では、ホワイト、ブルー、ピンク、グリーン、イエロー、グレーの全6色を取り揃えています。
これにより、肉用はピンク、魚用はブルー、加熱後の盛り付け用はホワイトといった、用途別の色分け管理が容易に行えます。
言葉による複雑な指示や個人の記憶力に頼るのではなく、色という「見た目」で直感的に判断できるルールを導入することで、経験の浅い新人作業員であっても、使う場所や用途を間違える心配がなくなります。
誰が手に取っても一目で正解がわかる仕組みは、現場の混乱を防ぐだけでなく、事故を未然に防ぐための極めて有効な安全対策となります。

2025年に新たに登場したハーフサイズは、ちょっとした拭き取り作業に最適な商品です。
従来のサイズでは大きすぎて、少し使っただけで捨てるのはもったいないという心理的な負担を解消します。
適切な大きさにより、必要な分だけを使い切ることができ、無駄な廃棄を大幅に削減します。
これにより、高い衛生基準を維持しながら、コストを抑えることが可能になりました。
本記事では、カウンタークロスの基本から食中毒対策における重要性、そしてエフピコ商事のプライベートブランド商品「カウンタークロス」の特長について解説しました。
布ふきんの管理で懸念される雑菌増殖や交差汚染のリスクを確実に回避するためには、優れた吸水性と速乾性、そして激しい拭き掃除にも耐えうる強度を備えた不織布カウンタークロスの導入が極めて有効です。
エフピコ商事のカウンタークロスは、現場の声を反映した6色のカラー展開により、誰でも直感的に使い分けができる視覚的な管理体制を実現します。
さらに、最新のハーフサイズを活用することで、衛生レベルを一切妥協することなく、消耗品費の無駄を省くコスト最適化も同時に実現できます。
エフピコ商事では、今回ご紹介した商品の他にも各種メーカーの商品を幅広く取り揃えております。
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エフピコ商事は、食品トレー・容器のリーディングカンパニーである株式会社エフピコのグループ企業で、食品包装資材の専門商社です。北海道、東京、大阪、広島、福岡の全国5拠点に本社および営業所を展開し、エフピコグループが有する全国9箇所の配送センターによる物流ネットワークを活用し、迅速で安定した商品供給体制を構築しています。「必要な情報」と「必要な商品」を「必要な時」に合理的な手段でお届け。容器・資材消耗品のワンストップサービス企業を目指しています。
社名 :エフピコ商事株式会社
代表者:代表取締役会長 小松 毅至、代表取締役社長 門田 恒敬
所在地:〒163-6034 東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー34F
設立 :1987年4月
事業 :食品包装資材を中心とした卸売・小売販売、ECサイト「パックマーケット」の運営
資本金:4億円