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PFASとは?食品業界が知るべき最新規制と「フッ素不使用(PFASフリー)」包装資材

記事公開日 :  2026/03/02

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PFASとは?食品業界が知るべき最新規制と「フッ素不使用(PFASフリー)」包装資材

最近、テレビのニュースやSNSで「PFAS(ピーファス)」という言葉を頻繁に目にするようになりました。
これは「永遠の化学物質」とも呼ばれ、私たちの生活の至る所に存在していますが、近年その健康への影響が世界的に懸念されています。
特に飲食店において、テイクアウトで使用する食品容器や、揚げ物を入れる惣菜袋の安全性はお客様からの信頼に直結する重要な問題です。
2026年4月からは、日本国内でも水道水の水質基準が厳格化されるなど、規制の動きが本格化しています。
本記事では、PFASの基礎知識から最新の規制動向、そして「フッ素不使用(PFASフリー)」の包装資材について詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。


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PFASとは?知っておきたい「永遠の化学物質」の基礎知識

PFASは、私たちの身の回りにある多くの製品に活用されてきた化学物質の総称です。
その高い機能性から、食品の油染みを防ぐ包装資材など、多岐にわたる用途で重宝されてきました。
しかし、一部の種類において人体や環境への有害性が指摘され、現在では欧米を中心に非常に厳しい規制が進んでいます。
まずは、PFASがどのような物質で、なぜこれほどまでに注目されているのか、その正体を詳しく見ていきましょう。

PFAS(有機フッ素化合物)の正体と、これまで重宝されてきた理由

PFAS(ピーファス)とは、炭素とフッ素が結合した有機フッ素化合物の総称です。
その種類は数千種類以上におよび、私たちの生活の利便性を支える画期的な化学物質として長年重宝されてきました。
最大の特徴は、炭素とフッ素の結合が極めて強固であることです。
これにより「水をはじく(撥水性)」「油をはじく(撥油性)」「熱に強い(耐熱性)」「薬品に強い(耐薬品性)」といった、他の物質にはない非常に優れた多機能性を備えています。
食品包装の分野においては、この「油をはじく」機能が最大限に活用されてきました。
例えば、揚げ物やハンバーガーを入れる包み紙、お弁当の耐油容器、紙コップの内面コーティングなどが代表例です。
安価に製造でき、中身の油分が外側に染み出して衣類や手を汚すのを防ぐことができるため、テイクアウトやデリバリーが主流の現代において、飲食店に欠かせない必須の成分として広く浸透してきました。

なぜ「永遠」と呼ばれるのか?自然界や体内で分解されない蓄積性

PFASが「永遠の化学物質」と言われるのは、その強固な化学結合ゆえに、自然界でほとんど分解されることがないためです。
環境省の資料でも、環境中での高い残留性が指摘されています。
一度製造され、廃棄や排出によって環境中に出たPFASは、川や海、土壌に長期間残り続けます。
さらに、水に溶けやすく移動しやすいため、地下水などを通じて広範囲に拡散する性質を持っています。
これが食物連鎖に取り込まれると、魚や農産物を経由して最終的に人間の体内へと入ります。
体内に入ったPFASは排出されにくく、特定の臓器や血液中に蓄積されやすい性質があるため、日常生活の中で微量を摂取し続けるだけでも、体内の蓄積量は少しずつ増えていくことになります。
このように「一度作られると地球上からほぼ消えず、生命のサイクルの中に溜まり続ける」という特性が、世界中で深刻な汚染問題として取り上げられる最大の理由となっています。

参考:環境省「有機フッ素化合物(PFAS)について」

健康への懸念:発がん性や免疫への影響など、指摘されているリスク

PFASの中でも、特に「PFOS(ピーフォス)」や「PFOA(ピーフォア)」といった代表的な物質については、近年の研究で人体への負の影響が次々と明らかにされています。
世界保健機関(WHO)の専門組織である国際がん研究機関(IARC)は、2023年にPFOAを「発がん性がある」グループに、PFOSを「発がん性の可能性がある」グループに分類しました。
これ以外にも、血中コレステロール値の上昇、消化管の炎症、免疫力の低下によるワクチン反応の弱まり、さらには胎児や乳幼児の発育への悪影響など、多岐にわたる健康リスクが報告されています。
こうしたリスクへの懸念から、欧米諸国では日本よりも早くから製造・使用の禁止や、厳しい排出制限が進められてきました。
現在、日本国内でも環境省を中心に健康影響に関する調査や水質管理が強化されており、食品に直接触れる包装資材においても、これら有害性が懸念される物質を含まない「脱フッ素(PFASフリー)」の選択が、食品業界で求められ始めています。

【2026年最新】食品業界に影響するPFAS規制の動き



化学物質への不安が広がる中、行政や国際社会の動きは急速に厳格化しています。
日本国内でも2026年を境に大きな制度の変化が予定されており、食品業界が直面する規制動向を正しく把握しておくことは、企業経営のリスク管理において極めて重要です。
ここでは、特に影響が大きい最新の規制動向を整理して解説します。

【国内】2026年4月施行:水道水の水質基準が「法的義務」へ格上げ

日本政府は、水道水に含まれるPFAS濃度について、これまでの「暫定目標値」をより強制力の強い「法的義務」としての基準値へ格上げする方針を固めました。
2026年4月の施行に向け、自治体や水道事業者には極めて厳格な水質監視が義務付けられることになります。
水は料理の根幹であり、水質の安全性が法律で厳格化されることは、衛生管理基準が一段階上がることを意味します。
包装資材だけでなく、基本インフラである水から「食の安全」が再定義される大きな転換点となります。

参考:環境省「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」
参考:内閣府 食品安全委員会「有機フッ素化合物(PFAS)の評価に関する情報」

【国内】厚生労働省によるミネラルウォーターの規格改正と対応期限

市販の飲料水についても規制が導入されています。
厚生労働省は食品衛生法に基づき、ミネラルウォーター類に含まれるPFAS(PFOSおよびPFOA)の基準値を「1リットルあたり50ナノグラム以下」と定めました。
2026年3月末に猶予期間が終了し、それ以降は新基準を満たさない製品の製造や販売は一切認められません。
お客様に提供する水や調理用の水としてミネラルウォーターを使用している場合、その品質管理についてもこれまで以上の注意が必要となります。

参考:厚生労働省「食品、添加物等の規格基準の一部を改正する件について」

【海外】2026年8月適用開始:欧州「包装・包装廃棄物規則(PPWR)」によるPFAS禁止

欧州連合(EU)では、2026年8月から「包装および包装廃棄物規則(PPWR)」により、食品に直接触れる包装資材へのPFAS使用が事実上全面的に禁止されます。
欧州の規制は世界の包装産業における「実質的な国際基準」となることが多く、日本の製紙・資材メーカーもこれに準拠した生産体制への転換を急いでいます。
海外基準に合わせた「フッ素不使用」の資材開発が加速することで、日本国内でもPFASフリーが今後の標準的な条件となっていくでしょう。

食品業界が直面するリスク:既存の包装資材が「使えなくなる」可能性

国内外の規制強化により、「フッ素不使用(PFASフリー)」の資材への需要は増加しています。
今後、メーカーの生産終了や規制による流通停止で、従来の安価なフッ素加工資材がある日突然手に入らなくなるリスクがあります。
また、ニュース等でPFASのリスクを知ったお客様が、お店の資材に不安を抱くことも考えられます。
供給不安や信頼の低下を避けるためにも、まだ資材が選べる今の段階から、計画的に「脱フッ素」資材への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

信頼を守る!「フッ素不使用(PFASフリー)」包装資材

現在、日本の製紙メーカーや包装資材メーカーは、フッ素を使わずに高い耐油性を実現する技術開発を積極的に行っています。
その結果、PFASを使わずに揚げ物の油漏れを防ぐことができる資材がすでに多く登場しています。
ここでは、最新の技術によって「油をはじく機能」と「健康・環境への配慮」を両立させた、おすすめの製品をご紹介します。

PFASフリー耐油紙袋



独自の技術で開発されたPFASフリー耐油紙袋は、ポテトや唐揚げといった油分の多い食品を長時間入れても、外側に油が染み出しにくい設計です。
テイクアウト時にお客様の手や衣服を汚す心配がなく、持ち歩きの際も安心です。
紙本来の自然な風合いを活かしつつ、高い機能性を実現しています。

PFASフリー紙容器



独自の技術を用いたPFASフリー紙容器は、優れた耐油性・耐水性を備えており、中身の水分や油分をしっかり受け止めます。
使い勝手の良いナチュラルな質感は、スナック類からランチボックスまで、どんなお料理とも相性抜群です。
ハンバーガーやホットドッグ、さらには焼売や餃子など、幅広いメニューに安心してご使用いただけます。

上記商品に関する詳細や導入のご相談は、エフピコ商事までお気軽にお問い合わせください。

商社の強みを活かし、約800社の仕入先から最適な資材をご提案

PFAS規制への対応が急務となる中、エフピコ商事は「専門商社」として、約800社もの仕入先からメニューやコストに合わせた最適な資材をご提案いたします。
「切り替え後の油漏れが心配」「コストを抑えたい」といった現場の悩みにも、専門スタッフが丁寧にヒアリングを重ね、最適な解決策を導き出します。
複数のメーカー製品を比較検討し、客観的な視点で提案できるのは商社ならではの強みです。
お店のブランド価値を高め、地域のお客様に愛され続ける店づくりを、資材の面から全力でバックアップいたします。

まとめ

2026年は、日本の水質基準や世界の包装規制が大きな転換点を迎える年になります。
「永遠の化学物質」とも呼ばれるPFASの問題は一過性の流行に留まらず、これからの食品業界における「新しい安全基準」の一つとなる可能性があります。
欧米での厳しい規制や国内メーカーによる積極的な技術開発が進む中で、「フッ素不使用(PFASフリー)」資材への切り替えは、今後さらに重要になっていきます。
特に飲食店にとって、お客様から寄せられる「安心感」は、ブランドを支える大切な基盤といえます。
これまで価格や利便性を優先して包装資材を選んでいた場合も、この機会に健康や環境への配慮という視点を取り入れることで、さらなる信頼の獲得に繋がるでしょう。
エフピコ商事では、本記事でご紹介したPFASフリー資材をはじめ、環境や健康に配慮した各種メーカーの商品を幅広く取り扱っております。
資材の切り替えに関するご不安や商品へのご質問など、どのようなことでもお気軽に当社までお問い合わせください。


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エフピコ商事は、食品トレー・容器のリーディングカンパニーである株式会社エフピコのグループ企業で、食品包装資材の専門商社です。北海道、東京、大阪、広島、福岡の全国5拠点に本社および営業所を展開し、エフピコグループが有する全国9箇所の配送センターによる物流ネットワークを活用し、迅速で安定した商品供給体制を構築しています。「必要な情報」と「必要な商品」を「必要な時」に合理的な手段でお届け。容器・資材消耗品のワンストップサービス企業を目指しています。

社名 :エフピコ商事株式会社
代表者:代表取締役会長 小松 毅至、代表取締役社長 門田 恒敬
所在地:〒163-6034 東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー34F
設立 :1987年4月
事業 :食品包装資材を中心とした卸売・小売販売、ECサイト「パックマーケット」の運営
資本金:4億円

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