
ニトリル手袋とは?パティシエが選ぶべき理由と特徴を徹底解説
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記事公開日 : 2026/01/13
食品の安全性が厳格に問われる現代、調理や加工の現場において使い捨て手袋の選択は、単なる資材調達以上の意味を持つようになりました。
数ある素材の中でも、優れた強度と耐油性を備えた「ニトリル手袋」は、HACCP(ハサップ)に沿った衛生管理を支える基盤として、多くの現場で主流となっています。
しかし、その性能を十分に引き出すためには、メリットだけでなくコスト面や着脱性といったデメリットも正しく理解し、用途に応じた最適な商品を選ぶ必要があります。
本記事では、ニトリル手袋の基礎知識から他素材との違い、現場で喜ばれる具体的なメリットを解説します。
さらに、現場が直面する課題を解決するため開発された、エフピコ商事のプライベートブランド商品のニトリル手袋の特長についてもご紹介します。
最適な使い捨て手袋を見極めるためのヒントとして、本記事をぜひお役立てください。

ニトリル手袋はニトリルゴム(合成ゴム)を原料とした使い捨て手袋です。
現在の食品業界において、「HACCP(ハサップ)※」に基づいた厳格な管理が義務化されている異物混入や食中毒リスクを物理的に低減できる使い捨て手袋選びは重要となっています。
数ある素材の中でも、なぜニトリル手袋がこれほどまでにプロの現場で重宝されているのでしょうか。
その背景には、他の素材にはない独自の特性と、それによって解決される現場の切実な課題があります。
ここからは、ニトリルゴム(合成ゴム)が食品現場で支持を集める具体的な理由と、ラテックス、塩化ビニール(PVC)やポリエチレンといった他素材との性能差を詳しく解説します。
※HACCPとは:食品等事業者が自ら食中毒菌汚染や異物混入等の危害要因(ハザード)を把握した上で、原材料の入荷から出荷に至る全工程の中で、それらを除去・低減させるために重要な工程を管理し、安全性を確保する衛生管理の手法です。
この手法は、国連の食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格(コーデックス)委員会から発表され、各国が採用を推奨している国際的な基準です。
ニトリルゴム(合成ゴム)は、石油から作られる合成ゴムの一種であり、現代の食品衛生管理において欠かせない素材となっています。
最大の特長は、天然ゴムを一切含んでいないにもかかわらず、それに匹敵する伸縮性と、それを上回る強度を兼ね備えている点です。
食品現場で最も懸念されるのは、作業中の破損による「異物混入」です。
その点、ニトリル手袋は「破れにくい」という強固な耐突き刺し性能を持っており、刃物や鋭利な調理器具、あるいは骨のある食材を扱う際も高い安全性を発揮します。
また、耐油性にも非常に優れているため、油分の多い肉類や揚げ物、ドレッシングを多用する工程でも、手袋がふやけたり滑りやすくなったりすることがありません。
さらに、洗剤や消毒用アルコールに対する耐性も高く、頻繁な消毒が必要な現場でも劣化しにくいのが特徴です。
こうした「強靭さ」と「化学的な安定性」が、現場の確実な衛生管理を可能にするため、多くのプロから支持されているのです。
食品現場で使われる使い捨て手袋には、主にラテックス、塩化ビニール(PVC)、ポリエチレン、TPEそしてニトリルの5種類があります。
単に「安い」という理由だけで選ぶと、作業効率の低下やアレルギー問題など、思わぬ失敗を招くことがあります。
以下に、それぞれの素材の特性と食品現場での適正をまとめましたのでご参考ください。
| 材質 | 耐油性 | 耐熱性 | 伸縮性 | 作業性 | 耐突刺性 | 価格 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ラテックス手袋 | 天然ゴム | × | 〇 | ◎ | ◎ | 〇 | 高 |
| PVC手袋 | 塩化ビニール | 〇 | △ | 〇 | 〇 | 〇 | やや高 |
| ポリエチレン手袋 | ポリエチレン | 〇 | × | △ | △ | △ | 低 |
| ニトリル手袋 | 合成ゴム | ◎ | 〇 | 〇 | ◎ | ◎ | 普 |
| TPE手袋 | PE+熱可塑性エラストマー | 〇 | × | 〇 | △ | △ | 低 |

ニトリル手袋を導入した現場でまず実感されるのは、スタッフの「作業ストレスの軽減」です。
プロの現場で高く支持される背景には、卓越した作業性だけでなく、管理者が求める厳しい衛生・安全基準をクリアする耐久性と安全性があります。
これらの要素が組み合わさることで、現場のオペレーションはより円滑になり、結果として「人的ミスによる事故」の防止にも繋がります。
ここからは、スタッフのモチベーションと安全性を同時に高めるニトリル手袋の具体的な利点について、「作業性」「耐久性」「安全性」の3つの観点から詳しく見ていきましょう。
ニトリル手袋が現場のスタッフから絶大な支持を受ける最大の理由は、その優れた装着感にあります。
食品調理の現場では、繊細な盛り付けや、お弁当のトッピング、さらには生地をこねる、ラベルを貼るといった微細な指先の動きが常に求められます。
従来の中厚手の手袋では、指先の感覚が鈍くなり、思い通りの動きができずに作業効率が低下したり、無理な力がかかって食材を傷つけたりする失敗例もありました。
ニトリルゴムは伸縮性が非常に高く、手の形状にピタッと密着するため、作業中に手袋の中で手が滑ったり、指先が余って邪魔になったりするストレスがありません。
また、手に馴染むフィット感は、長時間の作業でも指先や手のひらの疲労を軽減し、スタッフの集中力を維持しやすくします。
この「素手感覚」が生み出す価値は、忙しい現場のオペレーションを円滑に回すための重要な鍵となります。
現場の安全性とトータルコストの最適化において、ニトリル手袋の「破れにくさ」は非常に重要な役割を果たします。
安価なポリエチレン製手袋などは突き刺しに弱く、調理中に気づかないうちに穴が開いてしまうことが少なくありません。
これは単なる資材の破損にとどまらず、手袋の破片が食材に混入する「異物混入」のリスクを常に抱えることになります。
一方、高い引き裂き強度を持つニトリル手袋であれば破損しにくいため、こうした事故の未然防止に大きく貢献します。
また、注目すべきは交換頻度の低下による経済性です。
1枚あたりの単価だけを見れば安価な素材が魅力的に映るかもしれませんが、頻繁な破損による交換ロスや、万が一の事故対応コストまでを考慮すると、耐久性に優れたニトリル手袋の方が結果的にコストを抑制できるケースが多く見られます。
食品業界では多様なスタッフが働いており、労働環境の安全確保も管理者の重要な責務です。
従来の天然ゴム(ラテックス)手袋は、その優れた伸縮性から広く普及してきましたが、大きな懸念点として「ラテックスアレルギー」のリスクがありました。
これは装着者本人のかゆみや湿疹といった肌トラブルを招くだけでなく、手袋に付着したアレルゲンが食品を通じてお客様に影響を及ぼす可能性も否定できません。
その点、ニトリル手袋はニトリルゴム(合成ゴム)を主原料としているため、アレルギーを引き起こす原因物質を含まず、誰でも安心して使用できる高い安全性を誇ります。
安全な使い捨て手袋を選択することは、スタッフの健康を守るだけでなく、提供する食品の信頼性を守り、企業の社会的責任(CSR)を果たすことにも繋がります。
多くのメリットを持つニトリル手袋ですが、現場に導入し、その効果を最大限に引き出すためには、あらかじめ正しく理解しておくべき「2つのデメリット」が存在します。
ここからは、ニトリル手袋の導入に際して注意すべき“コスト”と“着脱性”の2点について、具体的なリスクとその解消法を詳しく解説していきます。
まず、「安さ」という基準で探した際、まず直面するのがニトリル手袋の単価の高さです。
安価なポリエチレン手袋と比較すると、1枚あたりの価格は高くなることが一般的です。
しかし、ここで注目すべきは「トータルコスト」の視点です。
安価な手袋は強度が低いため、作業中に頻繁に破れ、その都度交換が必要です。
1回の作業で3回手袋を替えるのと、耐久性の高いニトリル手袋1枚で完結させるのでは、最終的な消費量に大きな差が出ます。
また、強度が低い手袋による「異物混入」が一度でも発生すれば、製品回収やブランドイメージの失墜といった莫大な損失を招く恐れがあります。
目先の1枚あたりの安さにとらわれず、交換頻度の低下、事故リスクの回避、そして廃棄コストまでを含めた現場の「トータルコスト」で判断することが重要だと言えます。
ニトリル手袋は伸縮性と密着性が高いため、自分の手に合わないサイズを選ぶと、作業効率が著しく低下するという弱点があります。
小さすぎるサイズを無理に装着しようとすると、手首の部分に無理な力がかかって装着時に破れてしまったり、血流を阻害して指先のしびれや疲労感の原因になったりします。
逆に大きすぎるサイズでは指先が余ってしまい、繊細な盛り付け作業ができず、最悪の場合は機械に巻き込まれるなどの事故のリスクも高まります。
特に飲食店などでは、忙しい時間帯にスタッフが適当なサイズの箱を手に取り、装着に手間取ったり、サイズが合わずに何度も使い捨てたりする無駄が発生します。
この問題を解決するには、スタッフが迷わずに正しいサイズを手に取れる「仕組み」が必要です。
例えば、サイズごとに箱のデザインをはっきりと色分けし、一目で判別できるようにすることや、着用する本人だけでなく管理側がサイズ不足をすぐに察知できる整理整頓が重要です。
ニトリル手袋の性能を最大限に引き出し、現場の課題を解決するためには、用途に合わせた「正しい選択」が不可欠です。
どれほど優れた商品であっても、作業内容に合わないものを選んでしまえば、作業効率の低下やコストの増大を招く原因となります。
正しい選び方のポイントは「手袋の厚み」と「環境への配慮」という視点です。
単に「破れにくい」という性能面だけでなく、その手袋を選ぶことが現場の満足度や企業の社会的価値をどう高めるかという広い視野を持つことが、賢明な判断に繋がります。
ここからは、具体的な厚みの使い分けと、今選ぶべき環境性能の詳細について詳しく解説していきます。
ニトリル手袋を導入する際、最も慎重に判断すべきなのが「厚み(重量)」です。
多くの現場では「破れにくいもの」を求めて一律に厚手の商品を選びがちですが、これはコスト面でも作業効率の面でも必ずしも正解ではありません。
例えば、お弁当の細かな盛り付けやトッピング、ケーキのデコレーションといった繊細な指先の感覚が求められる工程には、“薄手”が最適です。厚みが薄いほど素手に近い感覚で動かせるため、作業ミスを防ぎ、スタッフのストレスを大幅に軽減します。
一方で、精肉のカットや骨付きの食材を扱う重作業、あるいは強い力で洗浄を行う工程では、“中厚手”が良いでしょう。
薄手の手袋を無理に重作業に使うと、頻繁に穴が開いてしまい、結果として交換頻度が増えてしまいます。
現場の各工程にどの程度の負荷がかかるかを正確に把握し、最適な厚みを使い分けることが重要です。
現代の食品業界において、資材選びの基準は品質とコストに加え、「環境負荷の低減」が不可欠な要素となっています。
多くの飲食店や食品工場が「減プラ(プラスチック削減)」や「CO2排出量削減」を経営目標に掲げる中、毎日大量に消費・廃棄される使い捨て手袋の選択は、企業の姿勢を象徴するものとなります。
環境配慮型の商品を導入することは、現場の衛生を守るだけでなく、SDGsへの具体的な取り組みとして社内外にアピールできる大きなメリットとなります。
スタッフ教育の悩みの一つに「企業の価値観の浸透」がありますが、環境に配慮した資材に切り替えることは、スタッフの仕事に対する意識を高め、企業全体のブランド価値向上にも大きく寄与します。

衛生リスク、手袋の劣化、環境対策など、現場が直面する課題は多岐にわたります。
エフピコ商事のニトリル手袋は、単なる消耗品の枠を超え、現場のオペレーションを劇的に安定させるために開発されました。
ヒューマンエラーを防ぐ設計、過酷な使用に耐える品質、そして企業の価値を高める環境性能。
現場の負担を軽減し、理想的な作業環境を実現するプライベートブランド(PB)商品ならではの「3つの特長」をご紹介します。
現場の悩みである「不衛生な装着」や「サイズ間違い」を、物理的な設計で解決します。
特許取得のパッケージにより、手首側から1枚ずつ取り出せる仕組みを採用しています。
最も清潔であるべき指先部分に触れずに装着できるため、食中毒対策や衛生管理に最適です。
SSからLサイズまでパッケージが色分けされており、視認性が抜群です。
サイズ間違いによる破損や、新人スタッフの教育コスト削減に直結し、現場のオペレーションを安定させます。
頻繁な消毒や繊細な作業が求められる現場でも、スタッフが安心して作業に集中できる品質を追求しています。
一般的な検査に加え、現場の実態に合わせた厳しい「独自のアルコール耐性検査」を実施しています。
アルコールによる劣化や「ふやけ」を防ぎ、頻繁な消毒下でも高い強度と弾力性を維持します。
「ニトリルグローブUPS」はMサイズ1枚あたり2.5gという超極薄仕様を実現。
まるで素手のような感覚で繊細な作業ができる一方、最先端の品質管理により「薄くても破れにくい」強度を誇り、異物混入リスクを最小限に抑えます。
脱炭素社会において、消耗品選びは企業の姿勢を示す重要なアクションです。
「ニトリルグローブUPS」、「ニトリルグローブAXiS」、「ニトリルGLOVE50」は、製造工場のエネルギーに、廃棄される木材を有効活用した木材チップ(バイオマスエネルギー)や太陽光発電を使用しています。
従来の化石燃料(LPG等)を使用する場合と比較して、製造時のCO2排出量を約99%低減することに成功しました。
軽量設計により、製造時の原料使用量を約28%削減しており、資源の有効利用を推進します。
「ニトリル手袋」は、優れた強度や耐油性、フィット感によって、現代の食品現場の衛生と効率を支える不可欠なアイテムとなっています。
しかし、その導入は単なる資材の買い替えではありません。
現場の衛生レベルと作業効率を左右する「重要な投資」であり、その性能を最大限に引き出すためには、管理者がメリットとデメリットを正しく理解した上で、最適な商品を選択することが重要です。
スタッフが迷わず、清潔に、そして快適に作業できる環境を整えることは、食品事故の防止だけでなく、職場全体の生産性向上に直結します。
安全で効率的な作業環境の構築に向けて、ぜひ現場の課題に即したニトリル手袋をご活用ください。
当社では、本記事でご紹介したエフピコ商事のプライベートブランド商品をはじめ、プロの現場で支持される各種メーカーのニトリル手袋を幅広く取り扱っております。
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エフピコ商事は、食品トレー・容器のリーディングカンパニーである株式会社エフピコのグループ企業で、食品包装資材の専門商社です。北海道、東京、大阪、広島、福岡の全国5拠点に本社および営業所を展開し、エフピコグループが有する全国9箇所の配送センターによる物流ネットワークを活用し、迅速で安定した商品供給体制を構築しています。「必要な情報」と「必要な商品」を「必要な時」に合理的な手段でお届け。容器・資材消耗品のワンストップサービス企業を目指しています。
社名 :エフピコ商事株式会社
代表者:代表取締役会長 小松 毅至、代表取締役社長 門田 恒敬
所在地:〒163-6034 東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー34F
設立 :1987年4月
事業 :食品包装資材を中心とした卸売・小売販売、ECサイト「パックマーケット」の運営
資本金:4億円