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【2026年最新】プラスチック資源循環促進法(プラ新法)とは?特定12品目と代替素材の解説

記事公開日 :  2026/01/22

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【2026年最新】プラスチック資源循環促進法(プラ新法)とは?特定12品目と代替素材の解説

2022年4月の施行から4年が経過しようとしている「プラスチック資源循環促進法(プラ新法)」。
当初は一時的なトレンドと捉える向きもありましたが、2026年現在、プラスチック資源循環はもはや努力目標ではなく、企業の存続を左右する「経営のスタンダード」へと定着しました。
しかし、現場ではいまだに代替素材への切り替えによるコスト増やオペレーションの複雑化といった課題が山積しています。
また、消費者側の環境意識もこの4年でよりシビアになり、単にプラスチックを減らすだけでなく、「どのような素材を選び、どう届けるか」というストーリー性までが問われる時代になりました。
なぜ今、改めてプラ新法の深い理解が必要なのか。それは、施行直後の急場しのぎの対策から、中長期的な持続可能なサービス設計へとアップデートすべきタイミングが来ているからです。
本記事では、2026年の最新状況を踏まえたプラ新法の基礎知識から、木製・バイオマス素材などへのスムーズな切り替え方法、他社の成功事例、エフピコ商事ならではの解決策まで、現場目線で詳しく解説します。
ぜひ最後までお読みください。

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プラスチック資源循環促進法とは?法律の目的と背景

プラスチック資源循環促進法(プラ新法)は、単なる「プラスチック削減」のルールではありません。
地球規模の環境問題に対し、日本が「循環型社会(サーキュラーエコノミー)」のリーダーシップを取るための国家戦略です。
2022年の施行から4年が経過した2026年現在、飲食店や小売店などの「特定プラスチック使用製品提供事業者」に対する社会の視線はかつてないほど厳しくなっています。
当初は“準備期間”として様子を見ていた企業も、今や具体的な削減成果や代替素材への完全移行が、ブランド価値を左右する重要な指標となっています。
まずは、なぜこの法律が現代のビジネスにおいて優先事項となっているのか、その背景を再確認しましょう。
参考:経済産業省「サーキュラーエコノミーをわかりやすく、行動しやすくするサイト」
参考:環境省・経済産業省「プラスチック資源循環促進法 特設サイト」

なぜ今「プラ新法」が必要なのか?海洋問題と日本の現状

背景にあるのは、待ったなしの「海洋プラスチックごみ問題」です。
毎年800万トン以上のプラスチックが海へ流出し、【2050年には魚の重量をゴミが上回る】という予測は、もはや遠い未来の話ではありません。
2026年現在、マイクロプラスチックが生態系や人体へ及ぼす影響に関する研究も進み、消費者の「脱プラスチック」への関心はピークに達しています。
これまで日本は、国内で発生した廃プラスチックの多くを「資源」として海外に送り出し、その処理を依存してきました。
しかし、世界的な環境規制により海外への搬出が困難となった今、国内で資源を完結させる「自律的な循環モデル」の構築が急務となっています。
四方を海に囲まれた日本にとって、海洋環境の保護は、次世代へ豊かな食文化を繋ぐための最優先課題です。
また、脱炭素(カーボンニュートラル)への流れも加速しており、石油由来プラスチックの削減は、気候変動対策の柱として位置づけられています。
使い捨てを前提としたこれまでのビジネスモデルから脱却し、資源を循環させる仕組みを構築することは、もはや法遵守を超えた「企業の生存戦略」なのです。
参考:世界経済フォーラム「The New Plastics Economy(英語)」
参考:環境省「環境・循環型社会・生物多様性白書」
参考:UNEP「Single-use Plastics: A Roadmap for Sustainability(英語)」
参考:環境省「プラスチック資源循環戦略(日本政府の基本方針)」

基本理念となる「3R+Renewable」の考え方

本法律の核となるのが、従来の3Rに新たな価値を加えた「3R+Renewable(リニューアブル)」という思想です。

  1. Reduce(発生抑制):不要な提供を断つ
  2. Reuse(再利用):繰り返し使う
  3. Recycle(再生利用):資源として回収する
  4. Renewable(再生可能資源への代替):木や紙、バイオマス素材へ切り替える

2026年のトレンドとして顕著なのは、4つ目の「Renewable」への投資です。
単に配布を止める(Reduce)だけでは顧客満足度が低下するリスクがありますが、例えば高品質な木製カトラリーへの切り替えは、むしろ「環境に配慮したブランド」を演出する機会になります。
現場のオペレーションにこの優先順位を組み込み、「価値ある体験」として再定義することが、顧客から選ばれ続ける店舗づくりの鍵となります。

必ず押さえるべき「特定プラスチック使用製品」12品目



法律では、使用合理化が急務とされる12品目が指定されています。
施行から4年が経ち、現在は「取り組んでいるか」ではなく「どれだけ実効性のある成果を出しているか」が問われるフェーズです。
事業者は、提供方法の工夫(意思確認、ポイント付与、有料化)や、素材の代替といった対策を講じる義務があります。
特に年間のプラスチック提供量が5トンを超える「多量提供事業者」に対しては、国による勧告や公表、さらには50万円以下の罰金といった罰則規定の運用も厳格化しています。
「他店がやっているから」という段階は終わり、2026年は自社の姿勢を明確に示すフェーズへと突入しています。対策の第一歩は、自店舗で使用している以下の12品目を正確に把握することです。

  1. 飲食店・小売店(5品目): ①フォーク、②スプーン、③ナイフ、④マドラー、⑤ストロー
  2. 宿泊業等(5品目): ⑥ヘアブラシ、⑦くし、⑧カミソリ、⑨シャワーキャップ、⑩歯ブラシ
  3. クリーニング業等(2品目): ⑪ハンガー、⑫衣類用カバー

これらは、かつては「当たり前の無料サービス」でしたが、今や「資源」です。
特にカトラリー類は、顧客の口に触れるものだけに、素材の変更が顧客体験に直結します。

参考:特定プラスチック使用製品の使用の合理化(12品目の解説)

現場の負担を最小限に!スムーズな代替素材への切り替え方

2026年現在、代替素材への切り替えにおいて現場が直面している課題は、単なる”コスト”から”持続可能な運用クオリティ”へと変化しています。
施行から4年が経過し、消費者の目も肥えてきました。
安価なだけで使い勝手の悪い代替品は、かえってブランドイメージを損なうリスクがあります。
お客様に違和感を与えず、かつ人手不足が深刻化する現場スタッフのオペレーションを複雑にしないためには、資材特性の深い理解が不可欠です。
木、紙、竹、バイオマスプラスチック。それぞれの素材特徴と、おすすめメニューを解説します。


【特定12品目対応】カトラリー・ストローの素材選定と活用ポイント

2026年現在、特定プラスチック使用製品の削減は、単なる置き換えから「品質と環境性の高次元な両立」へと進化しています。
各素材の特性を理解し、メニューに合わせた最適な一点を選ぶことが、顧客満足度を左右します。

フォーク、ナイフ、スプーン

木製・竹製:天然素材の温かみが「脱プラ」を象徴し、店舗のブランドイメージを向上させます。
木特有のパサつきを抑え、肉料理もしっかり切れる・刺せる強度が高い製品が増えています。
ステーキ、ハンバーグ、高級デリ、ケーキ・フルーツなどに!

バイオマスプラスチック: 従来のプラスチックと同様の使用感が最大の強みです。
植物由来比率を高めた製品が主流となり、耐熱性も向上。
カレー、熱々のスープ、丼ものに!

マドラー

木製:コストパフォーマンスに最も優れ、カフェやテイクアウトの定番です。
1本あたりの単価を抑えつつ、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
2026年は、個包装のデザインに店名を入れ、ブランディングに活用する事例も増えています。
ホットコーヒー、紅茶、テイクアウトドリンクに!

バイオマスプラスチック:強度が高く、氷の多い冷たいドリンクや、粘度の高いシロップを混ぜる際にも折れにくいのが特徴です。

ストロー

バイオマスプラスチック: 2025年以降、スターバックスなどの大手チェーンが相次いで導入した「海洋生分解性」素材が主流です。
紙製で課題だった「ふやけ」や「味の変化」を完全に解消。
プラスチック同様の飲み心地でありながら、植物由来で環境負荷を抑えています。
フラッペ、スムージー、アイスラテ、炭酸飲料に!

紙製:技術革新により、数時間の浸水でも強度が保たれる「高耐水タイプ」が定着。
ロゴ印刷などのデザインにも向いています。

コストと使い勝手のバランスをどう取るか:2026年の最適解

環境配慮型素材への切り替えによるコスト増は、「デジタル活用」と「提供スタイルの変革」を組み合わせることで賢く吸収するのが現代のトレンドです。
例えば、モバイルオーダー時にカトラリーの有無を選択制にする、あるいは店舗にセルフピックアップ方式を導入することで、配布量自体を30〜50%削減し、資材のコスト増分を相殺している事例が増えています。
「安かろう悪かろう」の資材を選んで顧客離れを招くのではなく、高品質な代替素材を選んだ上で、不必要な配布を徹底的に抑える。
この”質を高めて量を絞る”戦略こそが、2026年の現場における正解と言えるでしょう。

コストから「投資」へ:環境対応を最強のブランディングに変える戦略(他社事例)

プラ新法の施行から4年。
2026年現在、脱プラスチックは単なる義務やCSR(社会的責任)の枠を超え、顧客に選ばれ続けるための「最優先のビジネス戦略」へと進化しました。
環境配慮を”コスト増”と捉えるか、それとも”ブランド価値を高める投資”と捉えるか。
この視点の差が、店舗の競争力を大きく左右します。
現代の消費者は、SNSやメディアを通じて企業の姿勢を厳しくチェックしており、環境に配慮しない姿勢は「リスク」とさえみなされます。
ここでは、環境対応を付加価値に変え、成功を収めている国内企業の具体的な事例を見ていきましょう。

2026年の顧客心理:共感を生む「ストーリー」という付加価値

今の消費者は、単に環境に良いだけでは動きません。
なぜその素材を選んだのか、その結果どんな未来が守られるのかという「ストーリー」に共感し、対価を払います。
レジ横や店頭でのPOP掲示はもちろん、例えば、資材のQRコードから「削減されたCO2量」を可視化したり、スタッフが環境配慮型資材を使用していることを一言添える。
こうしたコミュニケーションが、お客様に「不便になった」ではなく「良い選択をした」という自己肯定感を与え、店舗へのロイヤリティを高めるのです。

国内企業の導入事例:2026年に学ぶ「攻め」の切り替え成功法

大手チェーン各社は、プラ新法の施行に先駆けて大胆な切り替えを行っています。
これらの企業に共通しているのは、単に素材を変えるだけでなく、お客様に「なぜ変えるのか」を明確に伝え、納得感を高めている点です。
また、店舗オペレーションへの影響を最小限にするため、段階的な導入や、現場スタッフへの教育を徹底しています。
これらの成功事例から、自社の規模や業態に合わせた最適なアプローチ方法を学びましょう。

【ファミリーマート】軽量化設計と有料化による、プラスチック削減

2022年に開始されたフォークの原則提供停止や、持ち手に穴を開けた「軽量化スプーン」の導入。
これらは2026年現在、コンビニ業界における「標準仕様」として完全に定着しました。
同社はこの4年間でさらに歩みを進め、2024年より一部店舗にてプラスチック製のカトラリーやストローの「有料化」を順次実施。
単なる辞退の推奨にとどまらず、適正な価格設定を通じて消費者の意識変革を促すフェーズへと踏み出しました。
あわせてバイオマスプラスチックなど、環境負荷の少ない代替素材への切り替えを多角的に進めることで、持続可能な生産・消費形態の実現に大きく貢献しています。

【スターバックス コーヒー ジャパン】「飲み心地」と「脱プラ」を両立する新素材への進化

かつて業界に先駆けて行われた紙ストローへの切り替えは大きな話題となりましたが、一方で「食感の変化」という顧客満足度における課題も浮き彫りになりました。
これを受け、2026年現在は、高い環境性能と優れた口当たりを両立した「バイオマス素材」への切り替えを順次進めています。
この新素材ストローは、99%植物由来でありながら従来のプラスチックに近い使用感を実現しています。
さらに同社では、店内で使用するプラスチックカップの完全回収や、リユース可能なタンブラー利用のさらなる促進など、資材の代替にとどまらない「消費者の行動変容」をデザインするフェーズへと深化を続けています。

【すかいらーくホールディングス】「脱・石油由来」の徹底と有料化による意識変革

ガストなどを展開するすかいらーくグループは、徹底した「素材のアップデート」と「仕組みづくり」を両立しています。
かつて導入していたバイオマスプラスチック製カトラリー(スプーン・フォーク等)を、2026年現在はさらに環境負荷の低い「木製」や「竹製」へ完全移行。また、単なる素材変更にとどまらず、テイクアウト・宅配用のレジ袋やカトラリーを一律有料化することで、消費者の意識変革を促しています。
さらに、容器自体の進化も進んでおり、サトウキビの搾りかすを活用した「バガス容器」や、石灰石を主原料とする「タルク」を配合した容器をサプライヤーと共同開発し、順次導入。
デジタル注文画面において「カトラリー不要」をデフォルト(初期設定)にするUI(ユーザーインターフェース)の工夫も合わせ、ハード・ソフト両面からプラスチック削減を加速させています。

現場とお客様の「使いやすさ」を形に!エフピコ商事のPB「木製カトラリー」



2026年現在、多くの店舗で代替素材への切り替えが一巡しましたが、改めて浮き彫りになったのが「品質の格差」です。
エフピコ商事のプライベートブランド商品「木製カトラリー」は、単なるプラスチックの代用品ではありません。
深刻化する人手不足の中での「現場の作業効率」と、消費者の厳しい目にさらされる「食事の体験価値」を徹底的に追求して開発されました。

環境配慮の天然素材使用

本体には持続可能な資源である白樺を、個包装には紙を使用。
どちらも再生可能な天然素材で、環境への負荷が少ない商品です。
木のぬくもりを感じさせるナチュラルな質感は、カフェやこだわりのデリカなど、料理の世界観を損なうことがありません。

現場のミスを防ぐ「アイテム×カラー」のユニバーサルデザイン

2026年の現場で求められているのは、誰でも直感的に扱えるデザインです。
カトラリーの形状(スプーン、フォーク等)とパッケージのカラーをリンクさせることで、多忙なピーク時でもひと目で種類を判別できる優れた視認性を確保しました。
平置き・縦置きの両方に対応したパッケージ設計により、限られた店舗スペースを有効活用しながら、スタッフのピッキングミスや補充のストレスを大幅に軽減します。

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商社の強みを活かし、約800社の仕入先から最適な資材をご提案

エフピコ商事の真の強みは、プライベートブランド商品という「点」の解決策だけではありません。
長年培ってきたネットワークにより、約800社に及ぶ仕入先の中から、お客様ごとに異なる課題(コスト、品質、納期、環境負荷)を解決する「線」の提案を導き出します。
「木製カトラリーの導入に合わせて、最新のバガス容器も検討したい」「2026年のコスト上昇を抑えつつ、環境対応も両立したい」といった複雑なご要望に対し、商社ならではの俯瞰的な視点と専門知識を活かし、資材選定から安定した物流供給までご提案いたします。

まとめ

2022年の施行から4年。
プラスチック資源循環促進法(プラ新法)は、単なる規制の枠を超え、企業の「環境への誠実さ」を測る重要な指標となりました。
背景にあるのは、2050年には魚の重量を上回ると予測される深刻な海洋プラスチックごみ問題です。
2026年現在、この地球規模の課題に対し、使い捨てプラスチックを減らし、資源を循環させる「プラ新法」の遵守は、もはや義務的なコストではなく、顧客に選ばれ続けるための「未来への投資」となりました。
本記事で解説した通り、大手企業の成功事例に共通しているのは、単にプラスチックを減らすだけでなく、最新のバイオマス素材や木・バガス・竹といった代替資材を賢く選び、DXやオペレーションの工夫で「顧客満足度」と「コスト管理」を両立させている点です。
しかし、現場ごとに最適な正解は異なります。
「どの素材が自社のメニューに合うのか」「コスト増をどう抑えればいいのか」——プラ新法への対応を、一過性の対策で終わらせるのか。それとも、4年、10年先も愛されるブランドへと進化させる「転換点」にするのか。
その鍵は、現場の負担を最小限に抑え、お客様に喜びを届ける「正しい資材選び」にあります。
当社では、本記事でご紹介したエフピコ商事のプライベートブランド商品「木製カトラリー」をはじめ、環境に配慮した各種メーカーの商品を幅広く取り扱っております。
商品に関するご相談は、お気軽に当社までお問い合わせください。




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社名 :エフピコ商事株式会社
代表者:代表取締役会長 小松 毅至、代表取締役社長 門田 恒敬
所在地:〒163-6034 東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー34F
設立 :1987年4月
事業 :食品包装資材を中心とした卸売・小売販売、ECサイト「パックマーケット」の運営
資本金:4億円

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