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洋菓子の廃棄ロス対策!吸水シートで品質とコストを改善

記事公開日 :  2025/12/17

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洋菓子の廃棄ロス対策!吸水シートで品質とコストを改善

パティシエの皆様は毎日、手間のかかる仕込み作業に追われています。
製造現場の小さなストレス、例えば、焼きたてのスポンジにシートが張り付くせいで生地が剥がれ、せっかく作ったケーキを廃棄せざるを得ないこと。
または、フルーツがすぐに水っぽくなり変色してしまい、急いで陳列から下げなければならないこと。
これらは、日々の廃棄ロスを発生させている大きな原因です。従来のシートは、濡れるとくっついてしまうため、パティスリーの品質維持と効率化の両立を妨げてきました。
しかし、この課題を解決する新しい吸水シートが登場しています。
本記事では、この吸水シートが、現場でのスポンジケーキを剥がす手間やフルーツの劣化をどのように解消し、結果として食品ロス削減と製品の品質向上に貢献するのかを、わかりやすくご紹介します。
製造現場のストレスを減らす具体的な方法をぜひご覧ください。


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洋菓子製造の現場課題ーなぜスポンジの張り付きやフルーツの変色が起こるのか



人気のパティスリーや洋菓子製造工場で製造責任者を務める皆様、日々の製造工程で仕方がないと諦めているロスはありませんか?
特にデリケートな洋菓子の分野では、スポンジケーキの型崩れやカットフルーツの変色といった課題が常に付きまといます。
これらの問題は、単なる手間の問題ではなく、洋菓子の廃棄ロス削減の大きな壁となっています。
この章では、製造現場の品質とコストを直撃する二大課題について、その構造的な原因を詳しく解説します。

スポンジケーキの粗熱取りで「焼き色の剥がれ」が起きる構造的な原因

焼きたてのスポンジケーキは、温度が非常に高く、急激な温度変化の際に蒸気が発生します。
粗熱取りの工程で、一般的に使用される紙製のシートや一部の安価な吸水シートは、生地に含まれる水分や糖分と密着してしまい、シートへの張り付きという問題を引き起こします。
生地がシートに強く固着すると、剥がす際にスポンジの表面がめくれたり、繊維が付着したりして、見栄えが悪くなり商品価値が損なわれます。
特に、ケーキの土台となるスポンジの表面剥離は、そのまま廃棄につながってしまいます。
パティシエ様の手間が増えるだけでなく、製品の品質維持の観点からも大きな問題です。

従来の資材では解決できない「水分と剥がれ」のジレンマ

従来の資材、例えばキッチンペーパーや一般的なフィルムでは、この「水分を吸い取る機能」と「生地が剥がれやすい機能」を同時に満たすことは困難でした。
紙製のシートは吸水力があるものの、濡れると強度を失い、食材に強く張り付いてしまいます。
これがスポンジケーキの粗熱取りで焼き色の剥がれを起こす原因です。一方、剥離性を重視したフィルムなどは、吸水力に劣り、カットフルーツのドリップを処理できません。
結果として、製造現場では、吸水力を上げるためにシートを二重にする、剥離に時間をかけて慎重に作業するといった非効率な手法に頼らざるを得ず、製品製造 の効率化の妨げとなっています。

パティシエが知るべき「品質と食品ロス削減」の両立策

食品ロス削減とパティスリーの品質維持は、どちらかを選ぶものではありません。
むしろ、品質を向上させる資材の導入こそが、結果として廃棄を減らし、コスト削減に直結する最短ルートと言えます。
特に洋菓子の廃棄ロス削減を目指す製造責任者の方々には、従来の「ロスは必ず出てしまうもの」という考えを変える必要があるのではないでしょうか。

解決策は「剥離性」と「逆戻りしない吸水力」を持つ吸水シート

食品ロス削減を実現するための鍵は、吸水シートにあります。求められるのは、次の二つの機能を両立させた吸水シートです。

1. 剥離性の高さ

スポンジケーキや生地に直接触れる面は、繊維ではなく特殊なフィルムであること。
これにより、焼きたてや粗熱取りの際の水分・糖分との固着を防ぎ、焼き色の剥がれを解決します。


2. ドリップ逆戻り防止機能

吸収したドリップ(水分)を素早くシート内部に閉じ込め、表面に戻さない構造を持つこと。
これにより、カットフルーツの水分対策が万全になり、水濡れによる変色や細菌の繁殖を防ぎます。
結果、商品の陳列可能時間が大幅に延び、食品ロスの削減効果が高くなります。
この二つの特長を備えた吸水シートこそが、製品製造の効率化と品質向上の両方を達成する、まさにパティシエ様のための資材です。

おすすめは「W-PHばんじゅうに敷くだけ吸水シート」

エフピコ商事株式会社のプライベートブランド商品「W-PHばんじゅうに敷くだけ吸水シート」をご紹介します。
洋菓子製造現場に特化しているだけでなく、ばんじゅう用の吸水シートを検討されている方や、高機能な吸水シートでコスト削減効果を見出したい製造責任者におすすめします。

 

 

商品特長

「W-PHばんじゅうに敷くだけ吸水シート」は以下の特長により、洋菓子製造の課題を解決します。

1. 優れた剥離性と粗熱取りによるロス改善

表面が特殊なフィルム層であるため、スポンジケーキの粗熱取り(※耐熱温度80℃)に使用しても生地への張り付きや繊維付着が一切ありません。
これにより、焼き色の剥がれを防ぎ、廃棄ロスを大幅に改善します。
さらに、金属の網と比較して網跡が付きにくいため、製品の見た目の品質を維持し、製造効率の向上に貢献します。

2. 抜群の鮮度保持力と衛生的な品質維持

カットフルーツや商品の解凍時に発生する余分な水分を素早く吸収し、ドリップの逆戻りを防ぎます。
水分による見た目、触感、味の低下を防止し、フルーツのみずみずしさをキープ。
また、不織布層に有機酸を配合することで、吸収した水分中の細菌増殖を抑制し、保管時の品質を衛生的に保ちます。

3. 現場作業を支える視認性と使いやすさ

視認性の良い緑色のフィルムを採用しており、フィルム面(剥離側)と不織布面(吸水側)の見分けがつきやすいため、現場での使用間違いを防ぎます。
粗熱取り、解凍、保管など、さまざまな工程で活躍し、製造現場のストレスと作業ミスを軽減します。

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まとめ

「W-PHばんじゅうに敷くだけ吸水シート」は、洋菓子製造責任者の皆様が抱える「スポンジの張り付き」と「フルーツの早期劣化」という二大課題に対し、具体的な解決策を提供します。この吸水シートを導入する大きなメリットは、まずスポンジケーキの粗熱取り時に生地が剥がれないため、トリミングや廃棄の手間がなくなり、原材料コストの削減に直結することです。
さらに、ドリップ逆戻り防止機能によって、カットフルーツの鮮度と見栄えを長く保つことができ、パティスリーの品質維持に大きく貢献します。
このように、洋菓子の廃棄ロス削減は、単なる努力目標ではなく、新たな資材の導入によって実現可能です。
本記事でご紹介したエフピコ商事のプライベートブランド「W-PHばんじゅうに敷くだけ吸水シート」をはじめ、各種メーカーの製菓業界にお役立てできる資材を幅広く取り扱っております。
商品に関するご相談は、お気軽に弊社までお問い合わせください。





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代表者:代表取締役会長 小松 毅至、代表取締役社長 門田 恒敬
所在地:〒163-6034 東京都新宿区西新宿6-8-1 新宿オークタワー34F
設立 :1987年4月
事業 :食品包装資材を中心とした卸売・小売販売、ECサイト「パックマーケット」の運営
資本金:4億円

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